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原一探偵事務所単独取材【張り込み・撮影編】

前回の「原一単独取材-車尾行編」に引き続き、今回は張り込み・撮影編をお伝えしたいと思います。

今回、このように尾行と張り込み、撮影と分けてお伝えしていますが、もちろん実際には、尾行、張り込み、撮影は調査の一連の流れで行われるものです。

今回の原一の模擬調査の同行取材中、対象者は以下のような場所に立ち寄りました。

《対象者の立ち回り先》

・コンビニ
・ドラッグストア
・ラブホテル

以下、順を追って、それぞれの張り込みや撮影の状況をお伝えしていきたいと思います。

コンビニの張り込み・撮影状況

尾行開始まもなく、一人で運転する対象車両がコンビニに駐車しました。

先行する2号車はそのまま通り過ぎ、Uターンをして路地に張り込み、1号車は対象者から目の届かない場所に速やかに停車し、張り込みを開始します。

《コンビニでの張り込み状況》

その後、対象者はコンビニで待っていた女性と接触、二人で対象車両に乗り込みます。

2号車は対象者に若干相対する形で張り込みしていますので、対象者に見つかる危険性が無いとは言えませんが、1号車は見えない場所に張り込みをしていますので、怪しまれることなく尾行は継続できるのです。

張り込み中の2号車からの撮影では、下のように対象者と女性との顔がはっきりわかる映像が収められています。

①張り込み中の2号車より対象者と女性が接触したところを撮影した画像

ドラッグストアの張り込み・撮影状況

女性と合流後、次に立ち寄ったのはドラッグストアです。

ここでも、2号車は対象車両のやや正面が見える位置に、1号車は対象車両からかなり離れた位置に張り込み、撮影を行います。

《ドラッグストアでの張り込み状況》

ここでは、対象者だけが車を降り、ドラッグストアの中に入っていきました。

②張り込み中の1号車より、ドラッグストアに向かう対象者を撮影した画像

すかさず2号車から調査員K氏が降り、対象者の後からドラッグストアの中に入り尾行を継続、張り込み中の1号車からは車に残っている女性も含め、対象車両の監視を行います。

原一では、こうした店舗の中でもしっかりと対象者から目を離さず、無線で状況を伝えるとともに撮影も行います。

「何か避妊具的な物を購入・・・」、中にいるK氏から無線が入る。

――――「このように店舗の中で何をしたのか、何を買ったのかという情報がとても重要なんです」と前出の原一調査員W氏。

仮に、期間内の調査では対象者が尻尾を出さなかった、シロだったとしても、こうした情報を元に本当はクロなのかもしれないという判断材料になりますし、こうした詳細な情報を依頼者に報告することにより、報告書の内容に厚みが出ますし、依頼者も状況が手に取るようにわかるのです。

③店内で尾行中のK氏が対象者の購入物を撮影した画像:銘柄までバッチリ!

その後、対象者がレジで精算するまでを確認し、対象者よりも先にK氏が出て、尾行車両に戻ります。

そして、対象者が車に乗り込み、店を後にします。

その際も、2号車から撮影した映像には、車の中の女性の表情までわかる画像が収められています。

④張り込み中の2号車より駐車場を出る対象車両を撮影した画像

ラブホテルの張り込み・撮影状況

県道に出ると対象車両がスピードを上げます。

急にあわただしくなってきたなと思っていたら、対象車両は高速道路沿いのラブホテルに入って行きました。

いよいよ今回の模擬調査のクライマックスです。

対象車両がホテルの駐車場に入れている間に、追尾車両はすばやくホテルの出入り口の場所を確認し、対象者にばれない位置で張り込みを開始します。

出入り口は2箇所ですので、対象車両から近い出入り口に2号車が張り込み、反対の出入り口に1号車が張り込みます。

《ラブホテルでの張り込み状況(入り)》

まずは、対象者が女性とホテルに入る瞬間の撮影です。

張り込み中の2号車からの撮影で、二人が入っていく様子が良くわかります。

⑤張り込み中の2号車よりホテルに入っていく二人を撮影した画像

リスクが高いですが、状況によっては、原一ではホテルのロビーまで入って二人の映像を収めることもします。

今回は反対側出入り口に張り込み中の1号車のW氏が中に潜入し、撮影しました。

ちなみにW氏によると、すでに満室で、一般客が待っている状態だったそうです。

平日昼間、すべての客が不倫カップルというわけではないと思いますが、時間帯が時間帯ですので、客の多くは不倫カップルとみて間違いないでしょう。

これが世の不倫事情の現実なのかもしれません。

実際の調査では、この後、二人が出てくる瞬間の画像を撮影できるまで、何時間でも張り込みを行います。

しかし今回は、模擬調査ですので、すぐに出てくる二人を撮影するため、また、出てきた対象車両をすぐに追尾できるような場所へ、すばやく張り込みの配置につきます。

《ラブホテルでの張り込み状況(出)》

そして、2号車K氏が撮影した、ホテルから出てきた二人を収めた映像です。

これも同じく、正面から表情までわかる写真が収められています。

⑦張り込み中の2号車よりホテルから出てくる二人を撮影した画像
⑧張り込み中の1号車よりホテルから出てくる対象車両を撮影した画像

こうして、対象者がホテルに入るところ、ホテルの中での様子、そして出てくるところをしっかりと押さえられた映像は、非常に証拠能力も高く、裁判でも十分に耐えられる内容の報告書として提出されるのです。

――――「うちは、本当に追っているから、こうした写真を撮れるんです」とW氏。

今回の同行取材中に、W氏の口からたびたび出てきた言葉です。

「本当に追っている・・・」とはどういう意味なのでしょうか?

一般の依頼する側からすれば、「探偵なんだから、対象者から片時も目を離さず、追うのは当然なんじゃないか?」と思われるかもしれません。

そう思うのは間違いではありませんし、原一ではあたり前のことです。

しかし、このW氏の言葉の裏には、GPSに頼った調査を行う探偵や興信所の存在があるのです。

GPSに頼った調査とは、つまり、対象者の車にGPS発信機を取り付け、対象者の行動を実際に目で追うのではなく、GPSの検索画面を見ながら追うような調査を指します。

GPSを見ながらでも追うのであればまだしも、追うこともせず、GPSの位置情報だけを報告し完了させてしまう探偵や興信所もあるようです。

そのような業者では、上述のようなリアルタイムかつ、対象者に迫った映像を収めることもできませんし、例えば、以下のような走行中の対象車両を撮影することなどもできません。

走行中の1号車より撮影された対象車両の画像

こうした何気ない走行中の映像の中にも、注意して見れば、さまざまな情報が詰まっており、こうした積み重ねが報告書内容に説得力を持たせることができるのです。

もちろん、原一と同じように、GPSに頼らず技術的にも優れ、しっかりとした調査を行う探偵興信所も数多く存在するのも事実です。

しかし、W氏の感覚では、業界全体の8~9割の探偵興信所がこうしたGPSに頼っているのではないかということです。

確かに、GPSを主体にした興信所の場合、複数の車両を投入する必要もありませんし、人員もそれほど必要ありませんので、探偵や興信所の料金も比較的安く済ませることができるのかもしれません。

しかし、その代りとして、原一のようにきめの細かい映像を撮影することができず、報告書の内容も薄くなってしまい、結局、有利に離婚ができない、あるいは慰謝料が取れないといった悔やんでも悔やみきれない結果に終わってしまう可能性も出てくるのです。

なので、高額な料金が無駄になってしまわないように、興信所を選ぶ際には、こうした点も考慮する必要があるのではないでしょうか。

ところで、ほんの一部とは言え、自社の大事なノウハウをこうして公開してしまっても大丈夫なのでしょうか?

――――「うちの技術はちょっとやそっとでは真似はできませんから」とW氏は言い切る。

これまでお伝えしてきた同行取材の中で、尾行、張り込み、撮影など原一の高い調査技術の数々を目の当りにしてきました。

これらは、個々の調査員の経験やスキルはもちろん、豊富な車両、無線を通じたリアルタイムな情報共有、統率のとれたチームワークなどがそろった原一ならでは可能なことであり、確かに他社ではなかなかマネのできないことだなと改めて実感しました。

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