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婚前調査はこうして行われる

厚生労働省のデータによれば、2018年の婚姻件数は59万組で、同年の離婚件数は20万7000組だったそうです(厚生労働省:人口動態統計による)。

誰しも幸せな夫婦生活を求めて結婚したにも関わらず、こうして20万組もの夫婦が離婚に至っているという悲しい現実があります。

もちろん、どの夫婦もやむを得ない事情があって離婚したのであり、夫婦の数だけその離婚原因があるのです。

では、その離婚理由にはどのようなものがあるのでしょうか。

2018年の離婚件数20万7000組のうち、裁判によって離婚した件数は66,485件で、その申立て理由(離婚原因)の内訳を示したのが、下記グラフです。

このグラフの理由を見てみますと、暴力や飲酒、性的不調和など、婚前にある程度、その兆候を感じ取ることができそうなものもありますが、大体は、結婚してみないとわからないといったものがほとんどではないでしょうか。

もちろん、こうした問題があっても離婚せず、婚姻関係を継続する方も多いと思いますが、それでも、何かとトラブルのもととなり、幸せな結婚生活の障害になってしまいかねません。

やはり、どの親御さんにとっても自分の子供さんには幸せな結婚生活を送ってほしいものです。

こうした結婚後の様々なリスクを、できるだけ婚前に回避するために、探偵や興信所に婚前調査を依頼し、事前に相手の事を調べておくという方法があるのです。

婚前調査に実績のある原一探偵事務所への取材

以前より、婚前調査の実績が豊富で、他の浮気調査、人探し等と同様に調査力が高いと聞いていた原一探偵事務所に、今回取材をしてきました。

一般の人には見えない、婚前調査というものが、どのように行われるのか、また、どういった依頼があるのかといったことについて、詳しく聞くことができました。

以降、この取材を元にして、婚前調査がどういったものなのかを解説していきたいと思います。

《取材日》
2020年2月26日

《取材場所》

原一探偵事務所 川越本社(埼玉県)

《取材に対応いただいた原一の社員の方々》

  • 調査部 M部長
  • 特殊調査部 S氏
  • K支社長

《取材・執筆者》
当サイト:ヤメ探

原一探偵事務所の婚前調査事情

―――まず、原一探偵事務所の扱っている結婚調査の全体的な傾向についてお教えください。

「当社では、以前より興信所が取り扱っている、相手の釣書や経歴書が本当なのかどうかといった裏取り調査はもちろんのことですが、やはり、子供さんが相手の事をよく知らない、あるいは、子供さんはある程度把握していたとしても、あまり話してくれないといった事情で、婚前調査を依頼されてくる方が多いですね。」

これには、出会いの形が変化してきたという背景が挙げられます。

一昔前、お見合い結婚が主流だった時代には、婚前に両家がお互いに釣書(身上書)を提示し合い、仲人や世話人が間に入ってお互いの情報交換や聞き合わせなどで、相手に関しての情報を把握するとうことが一般的でした。

なので、婚前に双方ともに、お互いの情報を把握できたというメリットがありました。

しかし、現在では、その出会いの形も多様化しています。

このグラフを見てみますと、勤務先など職場での出会い、共通の趣味を通じた出会い、学校での出会いと続きますが、やはり、昨今の婚活ブームを反映してか、結婚相談所や婚活サイト、SNS等のネットを通じた出会いが最も多いことがわかります。

しっかりした結婚相談所では、利用者に釣書や経歴書など求め、ある程度身元を確認しているところもあるようですが、そのレベルは結婚相談所によって異なりますし、SNS等ネットでの出会いの場合には、当然のことながら匿名性が非常に高いです。

つまり、そもそも相手の背景など、事実をよく知らないまま交際しているというケースが増えているということです。

さらに、家庭内での親子間のコミュニケーション不足により、子供さんが相手の事を詳しく話してくれないという事情も重なり、親御さんにとっては、非常に頭を悩ませる不安要素となっています。

こうした事情もあり、婚前調査を依頼をされてくる方が増えてきているとのことです。

婚前調査は親からの依頼が多い

―――では次に、依頼者はどういった層の方が多いのでしょうか?

「当社では、結婚されるご本人からの依頼もありますが、大半は親御さんからの依頼が多いですね。」

以下のグラフは、原一探偵事務所に依頼のある依頼者の分布を示したものです。

まず、グラフ1は、男性側と女性側の依頼者の割合ですが、半数以上は女性側、つまり相手男性に対する婚前調査が多いことがわかります。

グラフ2は、依頼者のおおよその割合ですが、これを見てみましても、本人からの依頼が約2割あるものの、やはり、親御さんからの依頼が7割と圧倒的に多いことがわかります。

なお、その他というのは、例えば、本人の兄弟、祖父母等の親御さん以外の親族からの依頼です。

当人同士は、交際中はどうしても相手の良い面しか見えないものですし、多少問題があっても、それも了承したうえで結婚しようとしているわけですが、本人以外の者の方が客観的に相手の不審な点が目に付きやすいということがあるのかもしれません。

婚前調査ではどのような依頼があるのか?

―――原一探偵事務所の婚前調査では、具体的にどういった依頼があるのでしょうか?

「大きく分けて、まず、相手の事をよく知らないので、婚前調査で詳しく調べて結婚の判断材料にしたいという依頼と、当人同士の結婚に反対するための材料が欲しいという依頼の2つの依頼が多いですね。」

上記で、原一探偵事務所では、親御さんからの依頼が圧倒的に多いということを述べました。

しかも、ネット等での出会いが多いことからも、まず相手がどういった人物なのか詳しく知りたいということ、そして、親からの目線で不審な点があり、結婚を反対するための材料が欲しいということです。

具体的には、男女ともに以下のような依頼があるそうです。

① 相手の家柄、両親について

② 相手の過去、現在の異性関係

③ 相手の兄弟や親族の風評

以下、詳しく見ていきましょう。

① 相手の家柄、両親について

当人同士は、お互いが好きであれば良いということかもしれませんが、やはり親御さんにとっては、両家の結婚でもあるわけです。

将来的に長く付き合うことになるかもしれない相手の家族について、調べておきたいというのは、親御さんにとっては当然のことかもしれません。

では、相手の家柄、両親の何についての依頼が多いのでしょうか。

例えば、以下のような事柄です。

《家柄、両親についての依頼事例》
  • 仕事や家業の経営状況
  • 相手の両親の資産等の経済面
  • 両親の健康状態
  • 相手の家族構成等々

相手の両親の経済状態が悪く借金があったり、健康状態が悪く介護等の問題があれば、結婚後の子供さんの将来に負担がかりかねません。

② 相手の過去、現在の異性関係

冒頭の離婚原因を見ていただければお分かりの通り、離婚原因として、異性関係、つまり浮気問題が原因となっているケースが多いです。

婚約までしているのに他にも異性がいた、あるいは女癖が悪いなどの素行があると、結婚生活もうまくいくはずがありません。

過去の異性関係は難しい場合もありますが、現在の異性関係を調べることは可能で、こうした依頼も多いそうです。

③ 相手の兄弟や親族の風評

相手本人や両親についてもそうですが、その他、先方の兄弟や親族についての風評を調べてほしいという依頼もあるそうです。

例えば、ある親族の悪いうわさを聞いた、良からぬ人との付き合いがある等、親族に問題があるケースです。

両親だけではなく、結婚により親族との関係も生じるわけですので、やはり気になるところです。

婚前ではなく結婚後に依頼される方も

婚前調査とは名称の通り、一般的には婚前に依頼されてこられる方が多いものですが、原一探偵事務所では、結婚後に相手を調べたいという方も案外多いそうです。

例えば、以下のような依頼です。

《結婚後の依頼事例》
  • 疎遠だった息子、娘さんが知らない間に結婚していた
  • 母親(妻)亡き後、一人暮らしをしていた自分の父親が、いつの間にか結婚していた
  • 結婚してから相手の借金が発覚した
  • バツイチだが子供がいないと聞いていたが、実はバツサンで認知し養育費を払っている子供がいた

こうした事例を見てみましても、やはり、普段の親子間のコミュニケーション不足や相手の事をよく確かめないで結婚してしまったことにより生じるケースと言えるでしょう。

また、自分の親が高齢で結婚したという場合、遺産目当てというケースも多く、財産分与に絡んだ案件も多いそうです。

こんな相手には要注意?

―――婚前調査の結果、問題があることがわかった相手の特徴や傾向などありますでしょうか?

「もちろん一概には言えませんが、男性の場合には、自分を大きく、良く見せようとアピールしてくる人で、女性の場合には、何かと同情を惹くような話をしてくる人が傾向として多いですね。」

男性であれば、例えば、自分は会社を経営している、金を持っている等々、自分からやたらとアピールしてくる人で、女性の場合には、例えば、家族が病気で大変とか、子供がいて苦労している等々、殊更に身の上話してくる人ということです。

もちろん、調べてみて、言っていることが本当のこともありますが、実は社長でもなんでもなく、単なる遊び人だったということも結構多いそうです。

こういう傾向、特徴のある人は、単に気を惹くために偽るという人もいますが、中には金銭がらみ、結婚詐欺等、深刻なトラブルに発展することも多いので、要注意ということです。

婚前調査はどのように行われるのか?

―――原一探偵事務所の婚前調査は、実際にどのような方法で行われるのでしょうか?

「当社では、戸籍取得など当然のことながら違法な調査方法は行っていませんので、聞き込み等の状況調査と追尾調査を主体とする行動調査の2つの正規の方法で行っています。」

これに関し、もう少し詳しく見てみましょう。

原一探偵事務所では、以下の2つの部署があります。

特殊調査部状況調査を扱う部署
調査部行動調査を扱う部署

原一では、こうした専門部署を設置し、各部署にはその道のエキスパートを配置しているので、質の高い調査が実現できているのです。

また、依頼者の要望を達成するために、時には相互の部署と連携しながら婚前調査が進められるのです。

状況調査と行動調査の内容は以下のように異なります。

状況調査

■「聞き込み」や「データ収集」を主体とする調査

《状況調査で可能な内容》

  • 相手本人や家族の風評
  • 学歴や職歴などの経歴
  • 結婚・離婚歴
  • 不動産等の資産関連
  • 生活状況
  • 釣書の裏取り調査
  • その他、依頼者の要望事項
行動調査

■「追尾(尾行等)」を主体とする調査

《行動調査で可能な内容》

  • 相手本人や家族の素行
  • 生活状況
  • 交友、異性関係
  • ギャンブルの有無
  • その他、依頼者の要望事項

これら状況調査と行動調査の2種類の調査を組み合わせることによって、対象人物の普段の素行や評判など真実を知ることができるのです。

婚前調査で相手にバレないの?

―――こうして行われる婚前調査ですが、調査を行う上で最も注意を払う点は、どういった点でしょうか?

「やはり、絶対にバレないことですね

―――しかし、他の浮気調査などでもバレてはいけませんよね?婚前調査ならではの違いはありますか?

「もちろん、他の調査においても対象者にバレてはいけないことは大前提ですが、婚前調査の場合は、例えば、近隣住民に聞き込みを行う際に、取材相手に探偵であるということ、あるいは探偵ということはバレなくても少しでも不審感を抱かれただけで、その噂が広まり、対象人物本人の耳に入ってしまう危険性があるからです。そうなると最悪、当人同士の関係も破談になってしまう可能性もあり、絶対にそれは避けなければならないのです。」

確かに、他の尾行調査とは異なり、聞き込み調査は、聞き込みを行う相手と直接接触するわけですから、よほど熟練されていなければバレてしまうというリスクが伴うため、より一層の慎重さが求められるわけです。

―――では、聞き込み調査は、どのように行うのでしょうか?その一端をお教えください。

「詳しくは明かせませんが、まず、対象者の情報を徹底的に頭に入れます。そして、取材先の周辺環境や人間関係などの下調べをし、そのうえで取材相手に自然な形で接触し、相手のキャラクターに合わせて自然に会話をしながら、こちらが聞きたい情報を聞き出します。」

実は、取材前にM部長と何気なく世間話を交わしたのですが、後で、「さっきの会話では、こちらが聞きたかったことはこういうことだったんですよ」と告げられ、ちゃんと、筆者の居住地域、趣味嗜好などを記憶されていたという一幕がありました。

その時の感想としては、M部長は、初対面にもかかわらず、あまりこちらに警戒心を抱かせない人柄で、こちらは単に他愛のない世間話をしたという印象だけしか残っておらず、そのこともすでに忘れていました。

このように、取材相手に合わせた話術、そして、取材相手にこちらの意図を悟られずに必要な情報を聞き出す・・・こうしたところに、原一探偵事務所の聞き込み調査のテクニックの一端を垣間見れたような気がします。

婚前調査を依頼する際、最低限どういった情報があればいいのか?

―――ネットを介しての出会いも多く、結婚相手の情報をほとんど知らないという状況の中、最低限、相手のどんな情報があれば調査することが可能なのでしょうか?

「もちろん、情報は多いに越したことはありませんが、最低限ということであれば、相手の漢字フルネームと大体の年齢がわかっていれば調査自体は可能です。」

ただし、漢字フルネームと年齢だけですと、調べる内容によっては、さらにそこから所在を調べ、そのうえで各種情報を調べるといった流れになり、調査を行う工程が増えることにより、料金的にはその分加算されてきます。

なお、こちらの手持ちの情報量が多くても、調べる内容によって料金も変動しますので、あらかじめ打ち合わせ時に確認が必要です。

原一探偵事務所で扱っていない依頼や調査

婚前調査は、やはり、相手の個人情報に関わってきますので、原一探偵事務所では法令順守の観点から、以下のような依頼や調査は扱っていないので、注意しましょう。

《原一でNGな依頼事例》
  • 結婚詐欺等で弁護士や警察がすでに関与している案件
  • 盗聴、盗撮、GPS設置等の依頼
  • 差別(出生地、国籍、犯歴等)に関わる依頼
  • 戸籍、住民票の取得依頼
  • 預金残高、サラ金利用状況、クレジットカード利用状況
  • 電話番号や車のナンバーからの身元割り出し
  • 別れさせ屋、復縁、出会い等の工作系の依頼
  • DV、ストーカーを目的とする依頼
  • 出入国等の渡航歴の調査依頼

婚前調査を依頼する前に、上記に該当しないかどうかチェックするようにしましょう。

原一探偵事務所の婚前調査に関する取材のまとめ

以上、原一探偵事務所の婚前調査に関する取材内容をまとめてみました。

取材の結果、婚前調査の成否を分けるのは、やはり聞き込み調査だということがわかりました。

聞き込み調査のわずかなミスによって、順調に交際を進めている当人同士の関係性、あるいは相手親族の関係性、さらには依頼者と子供さんとの関係性までも壊してしまうという事態になりかねません。

そうならないためにも、やはり、聞き込み調査のスキルが高く、絶対に相手にバレないように婚前調査を行ってくれる探偵興信所を選ぶことが重要になってきます。

この記事でも明らかにしてきたように、そうした観点からも、原一探偵事務所なら安心して依頼できるのではないかなと感じました。

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