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浮気調査を依頼する際の注意点
ネット上などでは探偵や興信所とトラブルにについてよく取り沙汰されています。
確かに、質の悪い探偵や興信所もいますので、そうした業者とトラブルになるということはあるのかもしれません。
【参考】料金のトラブル事例研究
しかし、一方的に探偵や興信所側が悪いというケースばかりではなく、中には依頼者側ももう少し気を付ければ防げたのではないかというトラブルもあります。
ここでは、浮気調査を依頼する際に、興信所との間で後々トラブルにならないように、依頼人側でも気を付けたほうが良いと思われるポイントをまとめてみました。
浮気調査を依頼するときは感情的にならない
「旦那が浮気をしました。子供もいるし、これからどうしたらいいでしょうか？」 と泣いて相談に来られる方や、「旦那の浮気相手を突き止めて、社会的制裁を加えてやる！」 と、ここではあまり表現できないような言葉で怒りをぶつけてこられる方もいらっしゃいます。
浮気発覚後すぐに相談に来られる方に多いです。
当然無理もありません。
今まで信じていた配偶者に裏切られ、怒りが込み上げてくるのも当然ですし、不倫相手を憎いと思う気持ちもわかります。
また、離婚という2文字が頭をよぎり、幼い子供を抱えてどうすればいいのか、不安で泣きたくなる心情も理解できます。
しかし、こうした感情的になっている一種のパニック状態では、探偵や興信所側も詳しい状況を聞けませんし、依頼人の方も探偵側の説明にも上の空ということも多いものです。
とにかく調査をしてほしいと言われれば、探偵としてはそれじゃ契約しましょうということになります。
そして、契約を済ませ、翌日になって依頼人から、「一晩考えて冷静になり、子供の事を考えるとあまりことを荒げたくない」とか、「真実を知るのが怖い」などの心変わりで、キャンセルの申し出があります。
キャンセル自体は構わないものの、前日の解約料等に関する説明も上の空だった依頼人は、解約料の支払いを聞いてびっくりします。
そして、そんな解約料がかかるとは聞いていない、とトラブルになるわけです。
【参考】解約料について
探偵や興信所側としても、キャンセルでもめることは極力避けたいところですが、結局はこうした料金をめぐるトラブルに発展してしまうということも多いものです。
また、こうした心理状態は、悪意のある興信所に付け込まれる隙を与えてしまいます。
感情的になり、探偵に丸投げの心理状態の依頼人に対し、高額な金額を吹っ掛け、一気に契約に持ち込まれてしまいます。
ですので、感情的になるのは仕方ないにしても、感情のままに浮気調査を依頼し契約することは避けた方が賢明です。
少なくとも置かれている状況や今後の方向性、何のために興信所に調査を依頼するのか？ということを冷静に判断できるようになってからでも遅くはないかと思います。
【参考】離婚の調停や裁判にかかる費用
契約後は興信所に依頼していることは漏らさないようにしましょう
言うまでもありませんが、探偵や興信所では調査中に対象者にばれないように、最善の注意を払います。
しかし案外、依頼人の方から対象者に漏れることがあります。
依頼の契約も済ませ、あとは調査の開始日を待つだけとなったある時、依頼人である奥さんから旦那に漏れてしまったという連絡があります。
聞いてみると、昨夜、浮気のことを巡ってけんかになり、勢い余って旦那さんに契約書の控えを突き付け、浮気調査を依頼したということを言ってしまったようなのです。
おそらく、探偵に依頼したということで、奥さんも強気になったんでしょう、「もう逃げ道はないから浮気を白状して！」と迫ったようなのです。
こうなってしまっては、仮に旦那さんが浮気を実際にしていても警戒し、浮気相手と会うことは当分避けるでしょう。
まだ費用をお預かりする前でしたので、トラブルにはならずに済みましたが、こうした状況で調査を行っても証拠が得られない可能性が高いと判断し、ひとまずキャンセルとなりました。
これもついつい感情的になってしまったことの失敗例でもありますが、くれぐれも興信所に依頼していることを周辺人物、特に対象者にはどのようなことがあっても漏らさないようにしましょう。
そして、決定的な証拠が得られるまでは、平静を装うことが重要です。
パソコンやスマホの管理は厳重に
上記の例は、まだ奥さんが漏らしたことを自覚していたからよかったのです。
例えば、依頼人である奥さんのスマホや携帯を旦那さんがこっそり覗き見た場合、探偵側とやり取りしていたメール内容や電話番号の通信履歴など筒抜けになってしまいます。
また、パソコンの閲覧履歴などからも感ずかれることもあります。
感ずいた旦那さんは、当然浮気相手にもそのことを言うでしょうし、当分はお互い警戒し、会わないように話し合うでしょう。
稀ですが中には、契約した興信所に直接電話をかけ、調査をやめるよう妨害を試みる旦那さんもいらっしゃいます。
このように、もし漏れたという自覚のないまま調査を続けた場合どうなるでしょうか？
探偵がどうも警戒されているなと感ずくまで、無駄な日数分の費用がかかることになります。
そして、何も証拠が得られないまま契約期間が終了し、結局費用が無駄になてしまうということにもなります。
したがって、金銭的に損をしないという意味でも、くれぐれも感情のまま対象者に漏らさないこと、また、パソコンや携帯の管理は厳重に注意し、浮気調査の期間内は下手に動かないこと。
そして、興信所側から報告があるまでじっくり待つという心構えが重要かと思います。
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