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原一単独取材【調査員編】

「企業は人なり・・・」とよく言われますが、その会社が提供する製品やサービスの質はその社員の質によって左右されます。

人が人を調査する探偵や興信所においては、人、特に調査員の質というものが結果を左右します。

ここでは、原一の調査員に関する取材内容をまとめてみたいと思います。

豊富な調査員数

原一には約120名の社員が在籍し、その内、約90名弱が実際に現場を担当する調査員が占めています。

これだけの人数の調査員が在籍している探偵興信所はそう多くはないと思いますが、こうした豊富な人材のいる原一のメリットとしては、以下のようなものがあります。

一つの現場に複数の人員を投入できるので質の高い結果を出せる

単に人数を増やせばいいというわけではありませんが、今回の取材からも明らかなように、やはり、ミスを抑え質の高い結果を出そうと思えば、複数の人員を投入する必要があります。

原一の場合、複数名からなるチームで尾行を行いますので、見失いなどのミスを最小限に抑え、成功率を上げることができます。

また、複数の調査員があらゆる角度から撮影することにより、決定的な場面を逃さない質の高い証拠取りが可能となっているのです。

現場の状況に応じて、急な増員や入れ替えができる

例えば、難しい現場において、ホテルの出入りなどでどうしても人数が必要だと判断されれば、予算内で増員して大事な局面を逃さないといったことや、長時間の張り込み等、怪しまれてしまわないように、別の人員と入れ替えることにより対処したりするそうです。

これが、人員ギリギリで行っている探偵や興信所の場合、増員ができないばかりに、大事な局面を逃してしまったり、怪しまれたまま張り込みを継続することにより、ばれてしまうといったことにもなりかねないのです。

原一ではあくまで依頼者の目的に沿うように、時には臨機応変に人員を配置できるところがメリットと言えるのではないでしょうか。

急な依頼でも受けてくれる

浮気調査では、対象者の動きは常に流動的で、時には、明日調査をしてほしいというケースも出てきます。

しかし、人員に余裕が無い探偵や興信所の場合、人員がいないため、こうした急な依頼には対応できず、証拠を得る絶好のチャンスを逃してしまうということにもなるのです。

また、調査をやってみて、もう少し延長すれば決定的な証拠を得られるとなっても、人員に余裕のないところですと、次の現場があるので、延長を断られてしまうということもあるようです。

その点、人員が豊富な原一では、依頼者の好きなタイミングで調査を行ってくれるので、チャンスを逃さずに済むのです。

原一の調査員は全員正社員

原一のように、ある程度の人員数を揃えている探偵興信所であっても、その内、大部分はバイトであることが多いものです。

探偵や興信所の求人募集の広告を見てみても、バイトを募集しているところが結構多いです。

その理由として、安い料金で受けているため、人件費を少しでも抑えたいということもあるでしょうし、社員がなかなか定着せず、バイトで補うしかないという事情もあるのかもしれません。

もちろん、一概にバイトが悪いというわけではありませんが、どうしても責任感が希薄であったり、技術的にも質が落ちるのは否めません。

また、調査にはある程度のリスクが伴いますが、万が一、事故を起こしてもバイトだと自腹ということもあるでしょうし、休めば給料ももらえません。

これではモチベーションも上がらず、どうしても突っ込んだ調査というものができなくなってしまいます。

その点、原一の調査員はすべて社員待遇ですので、例えば、車両一つとってもすべて同社の社用車なので、万が一、尾行中に事故を起こしてしまっても修理や相手への補償などの費用はすべて会社が負担してくれますし、怪我などでしばらく休まざるを得なくなってもその間の給料も補償してくれます。

こうした会社としての体制が整っているため、個々の調査員は安心して、多少のリスクを冒しても突っ込んだ調査を行えるのであり、結果として、質の高い証拠を押さえることができるのです。

料金は安いけれども、バイトばかりという探偵や興信所を選ぶのか、反対に、多少値は張っても社員が担当するところに頼むのが良いのか、こうした点からも考えてみる必要があるのではないでしょうか。

原一の厳しい社内研修

原一の個々の調査員の質の高さはこれまでの取材記事でお伝えしてきたとおりですが、こうしたレベルに至るまで、どのような道のりを歩むのか、その点をベテラン調査員のW氏に伺ってみました。

まったくの素人として入社してから、一人前になるまで、おおよそ以下のようなステップになっているそうです。

入社~おもに試用期間として、事務的なことも含め基礎的なことを学びます。
半年~社員として認められれば、研修担当の先輩社員に同行しながら現場での実践知識を学びます。
3年目~ようやく一調査員として、実際の現場で戦力として活躍します。
5年目~チームの責任者として、現場を任されるようになります。
10年目~チームの責任者として現場を務めるとともに、部下の指導や育成を行います。
20年目~特別機動追跡班に配属され、困難な現場や重要案件を任されるようになります。

お気づきかと思いますが、原一では各ステップの期間がとても長いことがわかるかと思います。

他の探偵や興信所の場合、だいたい入社後すぐに現場に出て、早ければ1~2年目で現場の責任者、10年を超えればそろそろ独立ということで、社長として事務所を開業するケースも多いです。

どの探偵や興信所も、なかなか人が定着せず、すぐに実戦投入をせざるをえないという事情もあるのかもしれませんが、その分、比較的経験の浅い調査員が現場を担当せざるを得ない傾向にあるのかと思います。

しかし、原一では、じっくりと時間をかけ経験や知識を積み上げ、厳しい社内研修にもパスをした調査員が現場を担当しているので、他の探偵や興信所よりも質の高い調査を行うことができるのです。

さらに、原一にはキャリア20年以上の調査員が20~30人は在籍しており、言ってみれば、一般の探偵事務所の社長クラスがこうして現場の責任者として活躍しているのです。

これだけのキャリアを積んだベテランが多く在籍する探偵興信所もそう多くはないと思いますが、これも、会社としての体制が整っており、社員の定着率が良いからということも挙げられるかと思います。

原一の女性調査員

原一には本社に関して言えば、10人にも満たないそうですが女性調査員も在籍しているそうです。

男性に比べ少ない印象がありますが、理由は、やはり、実際の現場では身の危険も伴う場合もあり、社員とはいえ女性を危険にさらさせるわけにはいかないという事情もありますし、何と言っても過酷な現場環境で、女性として対応できない場面もあるからです。

しかし、女性ならではの活躍の場も多く、例えば、ホテル内部にカップルを装って入ったり、尾行において、どうしても必要な場面もありますし、尾行以外の人探しなど他の調査でも必要不可欠な存在であり、男性が多い職場環境で現在活躍している女性調査員は、まさに精鋭ともいえる存在なのです。

原一の社長の存在

今回の取材中、偶然通りがかった原一の社長が会議室にわざわざ顔を出してくださり、ご挨拶をさせていただく機会がありました。

恰幅もよく、豪快な印象の社長でしたが、一面識も無い私に対しても気さくに接して下さり、とても包容力のある方だなという印象を持ちました。

社長が退室された後、「社長あっての自分たちなんで・・・」とW氏が話してくれました。

社長はもともと調査員として活躍されていた方で、一代でこの原一をここまで大きくされたそうで、社長の魅力に惹かれて長年付いてきている社員も多く、社員の方々にとってはまさにカリスマといった存在だそうです。

そして、調査員が安心して質の高い調査を行うための高待遇と絶対の信頼を寄せてくれているそうです。

そんな社長の姿勢や会社に対して、同じく各社員も信頼しそれに応えようとする・・・そんな良好な関係性を垣間見る瞬間でした。

それと同時に、これまで、原一のテクニック、あるいは車両や機材などのハード面に焦点を当てて、同社の調査力の高さの秘密に迫ってきましたが、こうした社長や会社と各社員との信頼関係こそが、同社の調査力の高さを支える最も大きな要素なのではないかと思った瞬間でもありました。

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