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過保護や過干渉が原因で家出した息子が無事見つかったケース


過保護や過干渉が原因で家出するケースも昨今増えてきています。
親の子供への過保護や過干渉に対し、子供が煩わしくなったり、嫌気がさして家を出てしまうのです。
過保護や過干渉が原因の家出が増えているのは、昨今の少子化の影響で、子供を大切にするあまり、過保護や過干渉に発展してしまう家庭が増えているのかもしれません。
また、実際に家出調査を扱う原一探偵事務所によれば、過保護や過干渉が原因で家出するケースは、どちらかというと富裕層に多く見受けられるそうです。
一概には言えませんが、経済的にも子供を甘やかしてしまいがちになり、過保護になってしまうという一面もあるのかもしれません。
過保護と過干渉との違い
過保護と過干渉という言葉を同じニュアンスで捉えがちですが、よくよく調べてみますと、両者には違いがあるようです。
特に決まった定義は無いようですが、両者をひとくちで要約すると以下のようになるかと思います。
過保護…子供の意向が優先で、子供の欲求を満たし、過度に保護しようとする。
過干渉…親の意向が優先で、子供の意思や欲求を否定し、過度にコントロールしようとする。
これだけではわかりにくいかと思いますので、以下、過保護と過干渉の特徴をそれぞれ見ていきましょう。
過保護の特徴
過保護の場合、子供を尊重するあまり、子供の望むとおりにさせ、いわゆる甘やかしすぎる傾向にあります。
また、保護意識が強く、子供にとって危険や障害と感じることを先回りして排除したり、子供がやるべきことを親が肩代わりしてしまいます。
こうした過保護の傾向の強い親の元で育った子供は、成長してから、人間関係において自分勝手になってしまったり、少しでも思い通りにいかなかった場合には、強いストレスや挫折感を感じることもあるようです。
また、経済面も含め、親に対する依存心が強くなり、自立性に欠け、計画性をもった人生を歩めない場合もあるようです。
過干渉の特徴
過干渉の場合、子供の意思や欲求、自主性を尊重せず、頭ごなしに否定したり、親の価値判断を押し付けてしまう傾向にあります。
また、常に子供の行動に目を光らせ、親の意にそぐわない行動を取った場合には、激しく叱責したり、罰を与えるなど、アメと鞭によって意のままにしようとします。
行き過ぎてしまうと、虐待に発展する危険性もはらんでいます。
過干渉の傾向が強い親の元で育った子供は、感情や欲求などを抑圧するようになり、人間関係においても、適切な感情表現や自己主張ができずに内にこもってしまいがちです。
また、常に自分に自信が持てず、自主的に判断するということができにくくなってしまう場合もあります。
以上の過保護や過干渉の特徴は、あくまで傾向であり、もちろん一概には言えないと思います。
また、過保護、過干渉といっても言葉上の分類であり、明確に分類されるわけではなく、両方が混在し、一人の親が両方の性質を持っている場合もあるのかと思います。
過保護や過干渉の問題点
上述しましたように、一般的に同じ意味合いで使われることの多い過保護と過干渉ですが、両者の性質には違いがあることがわかります。
しかし、過保護も過干渉も、どちらも子供に対する愛情表現、あるいは、子供の為を思ってやっていると認識していることが多く、自分が過保護、あるいは過干渉であると自覚していない親も多いようです。
もちろん、子供の幼児期には、できるだけ愛情を注ぎ、やりたいことをやらせることも大事ですし、成人するまでは監督責任もありますので、子供を適切に保護し、子供が間違ったことをしたり、意見が食い違った場合には、親として助言を与えることも大事です。
しかし、過保護や過干渉で問題となるのは、それが過度に行きすぎたり、子供が成長してまでも同じように過保護や過干渉を続けることが問題となってくるのです。
その結果、計画性に乏しく自堕落になってしまったり、自立性に乏しい子供に育ってしまう場合も多いのです。
しかしその反面、子供も思春期や反抗期を迎えるころには自立心も強くなり、そうした親の過保護や過干渉が煩わしくなり、非行に走ったり、それまで我慢してきたものが爆発し、家出に発展してしまったりするケースもあるのです。
過保護や過干渉が原因で家出をしてしまった事例
では、過保護や過干渉が原因で家出した事例を見ていきましょう。
ここでは、さまざまな家出調査を扱ってきた原一探偵事務所の事例を紹介したいと思います。
過保護が原因の事例
事例1
対象者:20代後半 男性
対象者はフリーランスをしている。
家族と同居で、自室はあまり掃除されていない散らかった状態で家出する。
居なくなってから4~5日目で原一探偵事務所に依頼があった。
対象者はもともとギャンブル好きだったことから、ギャンブル施設を中心に捜索を展開。
調査開始2日目に、自宅界隈のギャンブル施設にて、遊戯中のところを発見。
依頼者に報告し、対象者と引きわせを行い、無事調査終了となる。
過保護が原因の家出の場合、特に計画性も無く、自室も散らかったままぶらりと出て行き、しばらく戻ってこないという状況で、大抵、ギャンブル施設やネットカフェで発見されることが多いそうです。
一概に決めつけることはできませんが、そうした観点から言えば、この事例1は過保護が原因で家出するケースの典型と言えるでしょう。
また、この対象者は、20代後半で親と同居、勤め人というわけではなく比較的自由な仕事というあたりも、過保護の傾向が強い家庭環境であることを窺わせます。
なお、過保護で家出というと、未成年が多いという印象を受けますが、件数的には少ないものの、この事例のように20~30代のケースもあるようです。
過干渉が原因の事例
事例2
対象者:10代の高校生 男性
両親共に対象者に対し過保護であり過干渉の家庭環境。
日常的に対象者の携帯チェックは当たり前で、更には対象者には内緒で、携帯にGPSアプリを入れていた。
そうした親の過干渉に嫌気がさし家出した。
原一探偵事務所にて調査を行った結果、対象者が交際していた相手の自宅に隠れ住んでいたところを発見。
依頼者に報告し、無事対面を果たし調査終了となる。
事例2では、対象者の携帯チェック、GPSアプリを勝手に入れるというあたり、どちらかというと過干渉の傾向が強い家庭環境と言えるのかもしれません。
高校生ともなれば、恋愛の一つもしますし、親には内緒にしたがるものですが、そうした思春期特有の子供の気持ちを考えず、いつまでも小さい頃のまま干渉する親に対し、嫌気がさし、思い余って家出をしてしまったケースと言えるでしょう。
過保護や過干渉が原因の家出の傾向と対応
過保護が原因の家出の傾向としましては、上記事例1のように、計画性が無いまま家を出ることが多く、依頼があっても調査期間内に自主的に戻ってきたり、依頼者や家族の不在時に一度帰宅し、再度出ていくといったケースが多いようです。
そうかと思えば、上記事例2のようなどちらかというと過干渉の家庭環境の場合には、対象者もホトホト嫌気がさし、完全に依頼者と決別する決意をもって計画的に家を出るケースが多く、全く別の土地で生活を始めたりしている場合もあります。
両者を比べてみますと、後者の方が深刻で、調査も難航する傾向にあります。
また、最初から過保護や過干渉が原因であるということがわかっているケースは少なく、見つかった後で、本人から知らされる等でわかることが多いということです。
これは、自分が過保護や過干渉であるということを自覚している親が少ないと同時に、その親にとっては普通の子供への接し方なので、なかなか原因が顕在化しないといことが考えられます。
しかし、どのような家出の原因についても言えることですが、本人が戻ってきても、原因が解消されなければ、再度、家出を繰り返すということにもなりかねません。
従って、一刻も早く発見した上で、原因解消に向けて、家族で話し合うということも大事なのではないでしょうか。
【参考】家出調査の料金や費用相場

原一探偵事務所



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