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家出から長期にわたり行方がわからなかった息子が発見されたケース

家出の中には、半年、1年…と長期にわたり見つからず、長引くケースも多いようです。

これをご覧の方の中には、長期にわたり身内が行方不明で、心当たりを手当たり次第探したが、なかなか手がかりが得られず、現在、途方に暮れているという方もいらっしゃるかもしれません。

あるいは、警察に届出ているので警察からの連絡を待っている、あるいは、理由はわかっているので、その内戻ってくるだろうと考えてらっしゃる方もいるかもしれません。

なお、このサイトでもたびたび述べていますが、警察に届出ても自殺や事件性があるなど緊急性があるケースではない限り、警察も積極的な捜索は行ってくれず、あてにはできません。

では、長期間戻ってこない家出の場合、どうすればよいのでしょうか?

このページでは、長期におよぶ家出のケースについて取り上げてみたいと思います。

家出から発見されるまでの期間

ではまず、家出してからどのぐらいの期間で発見されるものなのでしょうか?

その一つの指標として、警察庁が公表している資料から見てみましょう。

期間所在確認死亡確認
受理当日31,829789
2~7日24,3941,712
8~14日2,770268
15~1ヶ月2,572263
1~3ヶ月2,811272
3~6ヶ月1,529112
6ヶ月~1年1,499104
1~2年1,27984
2年以上2,688233

上記数字は、警察で行方不明者届を受理してから発見されるまでの期間を表しています。

所在確認とは、自ら戻ったケースも含め本人が無事発見された数字で、死亡確認は残念ながら遺体となって発見された数字です。

これを見てみますと、受理当日から1週間を境として、それ以降は発見された件数は一気に下がり、しかも長期になるほど数字が徐々に下がってきていることがわかります。

つまり、家出が長期になるほど、発見しづらくなるという傾向にあることがわかります。

原一探偵事務所の実績から見る期間との関係

次に、民間の捜索機関である探偵や興信所においては、発見される確率と期間との関係はどうなっているのでしょうか?

数多くの家出調査で実績のある原一探偵事務所では、過去、40年間のデータに基づき、発見率と期間との関係を以下3段階に分類しています。

段階期間発見状況
初期段階初日~3日目高確率で発見しやすい
中期段階4日目~15日目発見しずらいがまだ可能性有り
後期段階16日目以降かなり発見しずらい

上記警察の分類とは異なりますが、やはり、実際に家出人捜索を得意としてる探偵においても、長期になればなるほど発見しづらくなるという点は共していることがわかります。

家出から長期になるに従い発見しづらくなる理由

家を出てから長期に及んだ場合、なぜ発見しづらくなるのでしょうか?

その理由として、下記のような理由が挙げられるかと思います。

長期になるに従い捜索範囲も広くなるため

家出初期の段階では、自宅からそれほど離れていない範囲で当てもなく彷徨っているケースが多く、目撃情報なども得やすいため探しやすい傾向にあります。

それに対し、長期になればなるほど、対象者も自宅から遠方へ移動する確率も高くなります。

もちろん長期になっても対象者の経済的事情によっては、比較的近場に留まっているケースもあるかもしれませんが、遠方に移動している場合には、それだけ捜索範囲も広くなり、情報も入りにくくなるため探しずらくなるという傾向にあります。

長期になるに従い第三者の元に潜伏する可能性が高まるため

家出初期の段階では、対象者は当てもなく彷徨っているケースが多く、いろいろな立ち寄り先での目撃情報が入りやすいです。

しかし、長期になれば、知人宅や家出先で知り合った人物の自宅等、一定の場所に潜伏するケースも多くなり、結果として、探しずらくなる傾向にあります。

長期になるに従い死亡に至る可能性が高まるため

家出も長期に及べば、やはり経済的にも追い詰められますし、食うや食わずの状態に陥り、衰弱死ということもあり得ます。

また、犯罪や事件に巻き込まれたり、生活困窮等により、自殺を選ぶ可能性も高くなってきます。

対象者が死亡してしまっては、手がかりもそこで途絶えてしまい、警察からの連絡が無い限り、結果として探し出せる可能性も低くなってしまいます。

以上のように、長期の家出は探し出せる確率が低くなっていくとともに、見つかったとしても自殺していたり、犯罪や事件に巻き込まれていたというように、危険性が高まることも考慮するべきでしょう。

長期の家出にもかかわらず発見された事例

ここまで、長期の家出は発見されにくいということを述べてきました。

それでは、長期の場合、まったく希望が持てないのでしょうか?

次に、上でも触れました、家出調査に実績のある原一探偵事務所がこれまで扱ってきた事例の中から、長期に及んだ家出のケースを見ていきましょう。

事例1

対象者:息子 20歳 都内大学生

東京で一人暮らしをしている息子が2016年11月下旬から自宅に帰って来ない。

4月は大学をさぼっていたようで、5月末までに本人が登校しないと退学となる旨を大学から通達される。

テニスサークルの友人とのトラブルで悩んでいた模様。

スーツにリュック姿でいなくなっており、書置き(失踪宣言書)を残している。

警察に届け出済みだが、息子の人生がかかっている為、早急に探したい。

2017年5月初旬より原一探偵事務所にて調査開始。

対象者宅界隈から捜索を展開するも、目撃情報などは得られなかった。

同年12月、依頼者より、対象者が関東からほど近い温泉街で現金の引き出しを行ったとの連絡が入る。

同エリア界隈のローラーを展開したところ、ラーメン店より目撃情報が入る。

週に3日程度食事に来るとの事であり、また対象者は近くの旅館で住み込みで働いていると話していたとの事である。

情報の旅館の張込みを実施したところ、対象者が退勤するのを発見、対象者は同旅館の寮に入っていった。

依頼者に連絡し、翌日出勤する対象者と依頼者が無事再会し調査終了となる。

事例1は、原一探偵事務所で調査を開始してから約半年間という長期に渡る捜索の結果、無事発見されたケースです。

自分の意思で家出する旨が書かれた「失踪宣言書」といった書置きを残していることからも計画性があり、目的と決意をもって失踪したことが窺えます。

また、捜索に足かけ半年を要したわけですが、同社では捜索開始当初、約10日間ほど集中して捜索を行いましたが、有力な情報が得られず、一定期間、寝かした期間(撒いたビラ等からの反響を待つ期間)もあったようです。

最終的に現金の引き出し場所からエリアが絞り込まれたことにより発見に至ったわけですが、もしそうした情報が無ければ、解決していなかったかもしれない非常に難航した案件だったと言えるのではないでしょうか。

事例2

対象者:息子 30歳代

息子が居なくなってから約3ヶ月後に、母親から原一探偵事務所に依頼がある。 過去にも家出の経験有り。

対象者は軽度知的障害を持っているとの情報もあり。

対象者は家族の車で家出しており、居なくなってから1ヶ月後に警察に職務質問され依頼者の元に一瞬戻るが再度家出。

一度戻った際には「ホームレスに近いような生活をしている」と言っていた。

上記から一度職務質問を受けたエリアの捜索を徹底的に行い対象者を発見する。

事例2は、居なくなってから3ヶ月後に無事見つかったケースです。

同社では、平均すると大体5日~10日前後で発見されることの多いことから、比較的長期に及んだ事例と言えます。

対象者が軽度の知的障害者であるという点、そして、警察に職務質問された場所が車中泊等に適した場所であったことから、行動範囲も限定的であるとの同社での予測の元、時間帯も日中よりも車を長時間停めておける夜間に絞って集中的に捜索を行った結果、見つかったとのことです。

このように、知的障害者がどういった行動パターンを取るのか、また、車で移動している対象者はどういった行動パターンを取るのかといったことを、長年の経験をもとに熟知している原一探偵事務所だからこそ探し出せた事例と言えるでしょう。

長期の家出の傾向と対応

上記事例によると、長期の場合、事例1のようにある程度計画性を持って家を出るケース、反対に事例2のように計画性はほとんどなく、ホームレス同然に長期にわたりさまようケース等の傾向に分かれるようです。

事例1の場合、決意も固く、地元から離れた場所に移動し、職に就いていたということから考えれば、このまま戻ってこない完全失踪人となっていたかもしれません。

また、事例2では、本人の言葉にもあるように、もしかしたら、本当にホームレスとなり、ますます探し出すのは困難となっていたかもしれません。

しかし幸いにして、いずれの事例も長期というリスクはありましたが、無事、帰宅の途についています。

従って、居なくなってから長期間経過しているからと言って、決してあきらめる必要はないということです。

そのためには、今からでも遅くはないので、一刻も早く家出調査を依頼するということ、そして、どこでもいいというわけではなく、原一探偵事務所のような実績やノウハウのある探偵や興信所に依頼することが重要ではないでしょうか。

事例1のケースでは、決意の固かった対象者ですが、家族と再会を果たした際には、思わず嬉しそうな表情をしていたそうです。

長期の場合、対象者も心身ともに疲労しているケースが多いと同時に、もしかしたら心のどこかでは、家族を恋しく思い、見つけてほしいと願っているのかもしれません。

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