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LGBTの悩みが原因で家出した息子が発見に至ったケース

昨今、社会問題化し、メディア等でも取り上げられることが多くなったLGBT問題。

とは言え、日本ではまだまだLGBTに対する認知や理解が進んでおらず、LGBTの方に対する偏見や差別が存在しているのも現状です。

そうした中、家庭や学校、職場などの社会生活において、LGBTの方がさまざまな葛藤や悩みを抱き、それが原因で家出や失踪してしまうというケースも増えてきています。

LGBTとは?

LGBTとは、下記のように、それぞれの英単語の頭文字を取った言葉です。

  • 「L」-レズビアン(Lesbian):女性の同性愛者
  • 「G」-ゲイ(Gay):男性の同性愛者
  • 「B」-バイセクシュアル(Bisexual):両性愛者
  • 「T」-トランスジェンダー(Transgender):こころの性とからだの性との不一致

これらLGBTの中でも、さらに、下記のように分類されています。

  • 「L」「G」「B」・・・性的指向に関する類型
  • 「T」・・・性自認に関する類型

性的指向とは、人の恋愛や性愛がどういう対象に向かうのかを示す概念であり、性自認とは、自分の性をどのように認識しているか、どのような性のアイデンティティを自分の感覚として持っているかを示す概念です。

トランスジェンダーの人は、自分が認識している性、つまり性自認と体の性が一致していないということになります。

大多数である異性間の性的指向、および性が一致している人に対し、これらのLGBTに該当する人は、性的少数者、あるいはセクシャルマイノリティと総称されることもあります。

では、LGBTに該当する人はどのぐらい存在するのでしょうか?

LGBTの人口、割合に関する政府等による公的な統計数値は存在しないのが現状です。

しかし、いくつかの民間企業や団体などが実施した調査結果によると、LGBTに該当する人の割合は、いずれも約8%という数値でほぼ一致しています。

つまり、100人中8人、12.5人に1人の割合で、自分がLGBTであると認識しているということになります。

LGBTが抱える困難

本来、多様な性的指向や性自認は社会的にも寛容であるべきですが、現実にはLGBTの人々は、あらゆる社会生活において下記のような困難に直面しています。

教育

  • 学校において、性的指向に関する侮蔑的な言葉を投げかけられ、自尊心を傷つけられる
  • 学校の同級生や教員の無理解による葛藤

就労

  • 就職活動において、自分の性的指向や性自認をカミングアウトしたところ、面接を打ち切られた
  • 職場での昇進で結婚要件があり、同性パートナーがいたにもかかわらず昇進できなかった

医療

  • 同性パートナーが入院したが、病院側から安否情報や治療内容の説明を受けられず、面会もできなかった
  • 病院では戸籍上の名前で呼ばれるため、受診しずらい

公共サービス

  • 高齢者向け施設では、戸籍の性で分類されるため、戸籍の性と性自認が一致しないことを伝えても考慮されず、精神的な負担が大きい
  • 同性パートナーと公営住宅の入居を申し込んだが、同居親族にあたらないことを理由に拒否された

参考資料LGBTの現状と課題

LGBTを原因とする家出や失踪の事例

上述のように、LGBT当事者は、周囲の無理解や偏見により、さまざまなハンデを背負っていることがわかります。

LGBTの大多数は、そうしたハンデにも負けず、前向きに日常生活を送っている方も多いと思いますが、中には悩みや葛藤、疎外感を覚え、全く新しい環境で生活を送るために、家族の元から家出や失踪をしてしまう人もいるようです。

ここでは、家出調査で実績のある原一探偵事務所で、これまで扱ってきた家出調査の中から、LGBTを原因とする調査事例をいくつか紹介してみたいと思います。

子供が突然、行方不明になってしまい、どうしたらよいのかお困りの親御さん、また、もしかしたら家出をした子供さんの動機がLGBTではないかとお考えの親御さんの参考になればと思います。

事例1

対象者:息子、大学生、18歳

11月29日、親である依頼者が仕事から帰ってみると、対象者が置手紙を置いて家出していた。

手紙には、「LGBTで悩んでいて迷惑をかけるので出て行く」と書かれてあった。

通学している大学に連絡をしてみても出席していないとのこと。

対象者が持って行ったものとしては、パスポート、携帯電話、その他身の回り品、現金も10万円は所持していると思われる。

携帯会社に問合せたところ、S区4丁目にいることがわかった。

12月3日から原一探偵事務所にて調査開始、S区4丁目から捜索を展開する。

調査4日目、ネット検索により某ウリ(売り)専門店HPにて対象者の在籍を確認。

別動隊による捜索で、S区1丁目の飲食店にて男性と対象者が一緒にいるところを発見。

店から出てきた対象者をそのまま尾行し、ウリ専門店の他にボーイズバーでも働いていることが判明する。

依頼者に報告し、対象者が居る現場まで急行してもらい、依頼者、対象者双方の引き合わせを行い終了。

事例1は、対象者が自らのLGBTを苦にして家出をした事例です。

無事発見されてよかったですが、もし発見が遅れれば、さらに売り行為の深みにはまり、抜け出せなくなっていたかもしれません。

なお、原一探偵事務所では、発見後も依頼者が到着するまで対象者を監視し、到着後に依頼者自ら探したように自然な形での引き合わせまでを行っています。

こうすることにより、対象者が帰宅後も支障なく日常生活に戻れることを可能としているのです。

事例2

対象者:娘、大学生、21歳

親元を離れ都内在住の娘が、数か月前から様子に変化があり、連絡しても返事が来ないことがあった。

心配になり娘の家に行ったが鍵が掛かっていた。

業者を呼んで部屋に入ったが荷物はそのままで、携帯は電源が切れている状態で置いてあった。

以前に彼氏が出来たと話していた。

原一探偵事務所にて対象者の自宅周辺からローラーによる捜索を開始、並行して、自宅の内偵調査を実施。

その結果、先日まであったはずの荷物が持ち出されており、防犯カメラを確認すると、対象者が同年代のボーイッシュな女性と一緒に、荷物を運び出していることがわかった。

調査途中、対象者から進路のことで面談を行いたい旨、学校の先生に連絡が入る。

調査員が対象者の通学先へ急行し、張込調査を開始、昼頃に対象者が現れ、学校内に入るのを確認し発見に至る。

1時間後に学校を出て、最寄駅付近のマンションに入り、現在の所在も判明する。

追尾調査により、対象者は風俗店に勤務していることや、AV関係の事務所に出入りしていることが判明する。

事前情報により彼氏が出来たと言っていた事から、行動を共にしていた女性が彼氏と推測される。

依頼者はかなり厳格な方であったので対象者はそういった環境から相談できなかった可能性が高く、更には風俗関係で働いていることから金銭的にも相当追い詰められていた可能性も残る。

事例2も無事発見に至ったケースです。

この事例では、対象者が学校に連絡をしたことをきっかけに発見に至ったわけですが、原一探偵事務所における家出調査では、常にアンテナを張り巡らし、わずかな情報でも見逃さず、対象者を追跡していく様子がよくわかる事例と言えるでしょう。

また、同社では、単に発見するだけではなく、上記のように、追尾調査によって家出に至った背景や家出後の周辺関係も調査してくれるのがポイントです。

こうした情報は、LGBTの家出の再発防止という観点からも、家族にとって非常に役立つ情報です。

LGBTを原因とする家出や失踪の傾向と対応

以上、原一探偵事務所によるLGBTを原因とした家出や失踪の事例を取り上げてみました。

事例1では、置手紙により、最初からLGBTが原因であることがわかったわけですが、ほとんどのケースでは、LGBTが原因であるということは、依頼者も把握できていないことが多く、調査を進める過程でわかることが多いそうです。

その理由としては、やはり、LGBTという性質上、自分がLGBTであるということをなかなか家族には打ち明けられないという事情があります。

今回の2つの事例では、いずれも無事発見されましたが、もちろん、中には契約期間内に発見に至らなかったというケースもあります。

しかし、発見に至らなくても、調査の結果、LGBTであるということが判明し、依頼者がその事実を把握しておくことはとても重要になります。

調査後、対象者と連絡が取れたり、自主的に戻ってきたような場合、LGBTであるという事実を知っているのと知らないのとでは、受け入れる側の家族の対応の仕方がまったく異なってくるからです。

当然、LGBTであることを知っていた方が、対象者が戻りやすいような対応ができることは言うまでもありません。

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